横須賀民主商工会ー民商って?ー

民商(民主商工会)は、中小業者の営業とくらし、権利を守り、社会的・経済的地位の向上をめざして運動をすすめています。

・・・こうしたお悩みに一人で悩まず、ぜひ民商に相談して下さい!

会員は、主に小企業・家族経営の中小商工業者であり、その業種は、建設業、飲食業、小売業、サービス業などさまざまです。

全国の都道府県に約600の民主商工会(民商)があり、25万人の仲間がいます。「元気に商売を続けよう」を合言葉に、地域の商売人が民商に集まり、税金や経営の取り組みから、楽しいレクリエーション活動まで、何でも取り組む「民商」です!

民商運動3つの理念

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「増税は中止を!」、「中小業者は、今でもギリギリなのにこれ以上の増税なんてとんでもない!」との訴えが、つづいた、「3・13重税反対全国統一行動横須賀集会」。ヴェルクよこすかで開かれた集会には、約170人が参加しました。開会あいさつは実行委員長の亀海土建委員長。
来賓あいさつは、井坂日本共産党横須賀市会議員と、「幸せ度bPのよこすかをみんなでつくる会」の岸牧子さん。その中で岸さんは、「今年6月の市長選挙では、原子力空母を撤去させるために市政を変えようと市民に訴えたい。今の市長も元副市長も原子力空母容認では同じ。原子力空母に反対する市長を何としても誕生させましょう」と訴えました。また、各団体からの訴えでは、年金者組合の原委員長が「年金を2.5%下げることが民自公で決められたがとんでもない。いま年金者は厳しい生活の中で必死に生きている。年金切り下げに反対するために頑張ろう」と訴えました。
その後、集会決議と税務署に提出する請願書の提案があり、それぞれ拍手で確認し、富塚副会長が団結ガンバローをおこないました。
集会後、税務署までパレード。のぼり旗も折れるほど強風の中でしたが、みんなで「消費税増税は中止せよー!」、「TPPに参加するな!」と元気にコール。
税務署に到着し、私たちの請願書を亀海土建委員長が読み上げて提出。そのあと集団申告を行いました。
横須賀民商では、集会に向けて3日前から役員が夜集まって準備しました。富塚会長は、毎年集会のために得意の筆を振るって中小業者の要求を漫画で描いています。
今年は、安倍首相が登場し、憲法改悪策動を告発する漫画や、「中小業者は消費税増税を許さない」、「税務調査で納税者の権利を守る民商を押し出した漫画も。


「大好きな動物たちをいつまでも見守りたい」。京急堀の内駅から歩いて3分。「のぶこペットクリニック」を経営する石橋伸子さんは、この地で開業して11年になります。
新潟県で生まれ育ち、いつかは大好きな動物にかかわる仕事がしたいと考えていました。獣医の学校に通い、横須賀の動物病院に20年以上勤めました。「自分のペースで丁寧に動物たちと接したい」と考え、国民金融公庫と退職金で開業しました。
石橋さんは、動物たちと「丁寧に接するために」クリニックに来る動物一頭一頭について、その病気や薬、食事の内容、さらに飼い主の家族構成や家庭の事情まですべて頭に入れています。
また自分ができる治療はできる限り、低額に抑えるように努めています。「お客さんに『この薬は高価なもの』と説明しきれないことも多い」そうです。少量しか生産しない動物の薬は、人間のものに比べてかなり割高で、持ち出しとなることも多いそうです。「治るのならいい薬を使いたい」と伸子さん。だからこそ、丁寧な対応で接する「のぶこペットクリニック」には、多くのファンがついています。顧客管理は特に行っていませんが、毎年つくるカレンダーは2千人に渡しきるとのこと。口コミでファンが広がっています。
また伸子さんが力を入れているのは、地域ネコ(いわゆる野良猫です)の去勢・不妊手術です。こうした猫を増やさないためと言います。横須賀市では飼い主だけでなく、餌をあげているネコでも去勢・不妊手術には助成金があります。この制度は他市よりも進んでいるとのこと。ボランティアさんが地域ネコを連れて生きて去勢・不妊手術をお願いに来ることも多いとか。
この仕事でよかったと思うのは、やっぱり病気が治ったときです。逆に落ち込むのは動物が死んだときです。「3日ぐらい自分の寿命が縮まる思い」になるそうです。
伸子さんが民商に入会したのは、税務調査がきっかけでした。地域の方の紹介で伸子さんを訪れたのは税務調査の直後で、「税務調査のことを学びたい」と入会しました。
伸子さんは、この仕事を長く続けることが夢です「できる限り大好きな動物たちといたい」。今日も、元気に動物たちと接する伸子さんです。


いま、中小業者は、売り上げの減少、重い税金や社会保険料等々で極めて厳しい状況にあります。民商は、この状況を打開するために、消費税増税中止を求める運動、金融円滑化法の再延長を求め金融機関への申し入れなどとともに、この秋の運動で、消費税増税中止署名を2380人分と商工新聞読者100人、会員38人を増やす計画です。ぜひ皆さんのご協力をお願いします。
10月13日土曜日、富塚会長と事務局の小林で、北久里浜商店街を訪問し8人と対話。署名も8人分集まりました。ペット屋さんでは若い女性経営者が、「ペットのシャンプーやカットは、腕や顔が傷だらけになるが、単価が安いので大変。増税は困る」と署名。新聞販売店では、「折り込み広告が激減して苦しい。さらに新聞読まない方も増えて部数は大きく減っている」と話して署名。クリーニングの取次店では、「増税は仕方な」と言いつつ署名しました。居酒屋のおかみさんは、「死んだ娘から引き継いだお店で頑張っています。増税したらお客さんが又減る」と署名に協力。別の居酒屋でも若い店主が署名してくれました。


横須賀民主商工会の第59会総会が7月1日、横須賀市文化会館で開かれ、25人の代議員が参加しました。
最初に富塚会長は「自・公案をまるのみして消費税増税を強行し、国民を裏切った野田首相の頭を勝ち割って見てみたい。増税に打ちつためにも、新しい挑戦で新しい民商をつくろう」と開会あいさつ。
続いて来賓のみなさんから、ご挨拶を多数いただきました。
呉東弁護士は、「中央の商店街も大変な事態。あきらめないで、町の活性化に力を尽くそう」とあいさつ。
年金者組合の長島書記長は「西浦賀では、肉屋と八百屋と金物屋しか商店がなく、人もあるいていない。誰がこうしたのか!」と怒りのあいさつ。その他に、立本三浦民商会長、松本横三労連議長、土建組合三井書記長、日本共産党の根岸・大村両横須賀市議、岩室・橋爪両逗子市議のみなさんからご挨拶をいただきました。
事務局の小林が総会議案を提案。議案では、会員数で後退が続き、中小業者の要求を担える民商をつくるためには、民商の活性化がどうしても必要と訴えています。そして、活性化のためにこれまでやったことのない取り組みに挑戦しようとよびかけています。
「新しい挑戦」とはなにか?
議案では、「民商まつり」、「再生可能エネルギーで仕事起こし」、「夜の町オリエンテーリング」など、全国の民商でおこなわれている取り組みに横須賀民商も挑戦しようと呼び掛けています。これが新しい挑戦です。
また支部ごとにも、「納涼会」や「望年会」また、「新入会員歓迎会」は必ずおこなおうとも呼び掛けています。
消費税増税とのたたかいでは、学習して増税の本質を学び、全会員の立ち上がりで阻止しようと訴えています。
その後、三つのグループに分かれて分散会をおこないました。どの分散会でも商売の厳しさが語られ、また「親の介護で毎日の生活が大変」と生活の困難さも出されました。「後継者が作れない。民商で業者青年の関心にこたえる取り組みをやってほしい。9月の業者青年交流会に横須賀からも代表を送りたい」との意見も出されました。そして「新しい挑戦」に期待するという意見が多く出されました。
また、「増税されたらもう商売はやっていけない」との怒りの声もみなさんから共通して出されました。
その後、まとめの報告がおこなわれ、総会議案は満場一致で採択されました。
この後、役員選考委員会の星野委員長により、新しい理事・常任理事・三役体制が提案され、みなさんの拍手で確認しました。
新三役を代表して富塚会長が、「この1年間、新しい横須賀民商をつくるためにみなさんとともに頑張る」と決意表明しました。
参加された皆さんお疲れ様でした。

横須賀民商の新三役
会長    富塚 昇
副会長   武井勇起雄
副会長   星野 茂
事務局長  小林 教春
事務局次長 葉山正枝


私たち民商の全国組織である全商連の第50回総会が5月19・20日、福岡県で開かれました。全国から約700名の代議員が参加し、2年間の運動の総括、今後2年間の運動方針、そして全商連の役員を全員一致で決定しました。
消費税の10%増税法案が国会で論議されている中での総会でもあり、消費税大増税に反対する特別決議も全員で採択しました。
2日目は分散会も開かれ、全国からの発言を聞き、私も横須賀民商の取り組みとして「住宅リフォーム制度」の件を発言しました。
又、資格審査委員としての任務も遂行しましたが、委員会の中で各委員は自分の考えをはっきりと発言し、意見の違いは、お互い一歩も引かずに議論する場面もあり、一方決めるべきことははっきりと決定し、さすが全国から選ばれた人たちの集団だと感銘を受けました。
東北弁あり、関西弁あり、京都弁ありのバラエティーに富んだ言葉が飛び交うなかで、物事が決定していく過程に参加し、全国組織の素晴らしさを実感しました。
私も今期から全商連の常任理事に選出され、この集団の中でどれだけ自分の力を発揮しながら全国の仲間から学べるか、一抹の不安と期待を持ちつつ帰ってきました。(会長 富塚昇)


「中小業者つぶしの消費税を許さない!」・・・野田政権の消費税増税の策動を中小業者の力でやめさせようと1月26日、全中連の全国決起大会が東京・日比谷公会堂で開催されました。全国の民商などから1700人が参加し、横須賀民商からは9人が参加しました。
全国決起大会に先立ち、業者の要求を直接政府にぶつける省庁交渉がおこなわれました。財務省交渉では、三谷政務官が対応。「消費税増税はやめてほしい」との訴えに対し、「申し訳ないが、一体改革はやりたい。許してほしい」と増税強行を明言。

また原発賠償金への課税問題では、同席した日本共産党の大門・高橋両議員から、「政治決断が求められている」と迫り、三谷政務官は「最大限配慮する」と回答しました。
午後1時から始まった決起大会では、民主党の国会議員が、「消費税増税反対で頑張る」と決意表明。日本共産党の市田書記局長は、「列島騒然の状況つくり、悪政を許さない運動を広げよう。正義と道理は我々にある」と連帯のあいさつ。壇上では、福島や宮城、沖縄、東京の民商の仲間が決意を表明しました。
集会後は国会までデモ行進。「消費税増税を阻止するぞ!」、「TPP参加を許さない!」、「原発被害の完全賠償を!」と声をあげました。


横須賀民商年の新年集会が1月22日、産業交流プラザで開かれ、民商会員30人と9人の来賓が参加しました。
富塚会長は、「消費税が増税されれば、多くの業者が破綻する。小企業・家族経営の営業と暮らしを守るために、消費税増税とたたかいましょう」と開会あいさつで呼びかけました。
呉東弁護士、亀海神奈川土建横須賀三浦支部副執行委員長、松本横三労連議長、立本三浦民商会長、原年金者組合横須賀支部委員長、日本共産党の根岸横須賀市会議員、岩室逗子市会議員、近藤、窪田両葉山町議が来賓として参加され、あいさつをいただきました。
民商県連の三浦事務局長が、「民商の値打ちを発揮して大増税とたたかう」と題して講演をおこないました。三浦さんは、一九九七年に消費税が3から5%に増税されたときに、9兆円もの国民に負担増が押し付けられ、それ以来国民・中小業者の所得が下がり続ける一方、大企業は利益を拡大し、内部留保も増やしていることを告発。今度の消費税10%への増税は絶対に阻止しないと日本の経済は土台から崩れると訴えました。またTPPは、日本の経済のみならず、社会保障も地域経済も破壊するものであり、増税とともにTPP参加を食い止めるために頑張ろうと訴えました。
また全商連の「小企業憲章(案)」は、「業者が困っているから支援するのではなく、業者が元気になれば地域経済が元気になる」と、富塚会長がマンガ版を作成した「小企業憲章(案)」を多くの業者に届けようと訴えました。

みんなで乾杯して第二部がスタート。最初に「春の運動」DVDを上映しました。
次に、会長から40年以上在籍の会員に感謝状を渡しました。また事務局歴35年以上の古沢さんにも感謝状を渡しました。
最後に事務局の小林から行動提起があり、消費税増税反対、原発ゼロの署名を一会員10人分集めよう、「春の運動」で130人の読者と26人の会員を増やそうと呼びかけました。

最後に、星野副会長が閉会のあいさつをして終了しました。


明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いします。
昨年は大変な一年でした。日本人の考え方を根本から変えてしまうようなことが起きました。奇しくもそれは私たちが「重税反対全国統一行動」に取り組んでいた3月11日に起きた東日本大震災です。
みなさんのお知り合いや親せきに被害はなかったでしょうか?民商もすぐに募金活動をはじめ、会員やまわりの方の協力のもと、たくさんの支援物資が集まり、被災地に届けました。
福島県の民商は、あの東電の原発事故の賠償に率先して取り組み、地元の被災者に大いに喜ばれました。民商の役割を実感した少なくない方々が、民商の会員や商工新聞読者になったと商工新聞で報じられていました。
さて揺さぶられたのは日本列島だけではありません。民主党も大きく揺れています。ガタガタに揺れています。離党者も多く出ています。民主党が一昨年の総選挙で公約した政策は津波に流されたように全部流され、今や国民の期待は完全に裏切られ漂流を続けています。
それだけではありません。福島原発事故のように汚染物質をまき散らしています。
当初掲げていた「納税者の権利憲章」はあっさり投げ捨て、国税通則法を改悪し、「税と社会保障の一体改革」と称して、大増税と社会保障の改悪を強行しようとしています。消費税を5%から2倍の10%引き上げるというとんでもない公約違反を国民に押し付けようとしています。消費税は私たち中小業者にとってはまさに、放射能に等しいものです。10%の消費税は、中小業者の致死量に値します。まき散らされたら、除染作業に何年かかるかわかりません。
昨年、全商連の60周年に向けた拡大運動で30万読者に到達した力を確信に、全力で大増税をはねかえそうではありませんか。
民商を大きくして中小業者の営業と暮らしを守りましょう。
今年も1年間よろしくお願いします。

横須賀民主商工会
会長 富塚昇

民商神奈川県連主催の「新春の集い」が8日、横浜で開かれ、横須賀民商から9人が参加しました。
第1部の講演では、東北大学名誉教授の日野秀逸さんが、「社会保障と税の一体改革:その背景と破壊的役割」と題した講演をおこない、野田政権の消費税増税と社会保障切り捨ての策動の危険性を告発。「消費税の10%への大増税は、1997年の橋本政権の時に3%から5%へと消費税が増税され、国民負担増が9兆円になった時よりも、国民や中小業者に致命的な被害をもたらす。この時から14年連続で自殺者が3万人を超えるようになった。累計で40万人以上がいのちを立つという異常な状況がさらに拡大される。野田政権の大増税を必ずストップさせよう」と訴えました。同時に消費税を増税せずに社会保障の財源は十分にあることを解明しました。
第2部では、4人の民商会員が「商売と民商」を語りました。全商連創立以来の会員である横浜東民商の万納さんは、「民商は仲間の中で成長できるところ」と実感を込めて話していました。その後、前進座の踊り、春の運動の訴えのあとに、じゃんけん大会で大きく盛り上がりました。横須賀民商は、鶴岡さん、田之口さん(ともに中央支部)、千葉さん(なぎさ支部)が、4等をゲットしました。
初めて参加した千葉さんは、「日野先生の話はわかりやすく聞いてためになりました」と感想を語っていました。


今年の「秋の運動」は全商連が創立六〇周年を迎える記念の年の運動であり、全国で三十万人の読者(会員含む)をめざそうと全国の民商が大奮闘しました。
横須賀民商でも、昨年の全商連総会時の読者現勢六三二人を回復しようと全会員に読者拡大を呼びかけました。その結果、七月一日からの合計で一三八人の読者を拡大。昨年の総会時現勢には届きませんでしたが、前々回の四八回総会時現勢を大きく上回る読者現勢(六一七人)となりました。
あらゆるつながりで、トヨタのセールスマンや山梨県まで広げた常任理事の山本さんをはじめ多くの会員が拡大に立ち上がりました。この力を、野田政権が狙う国税通則法改悪や消費税増税をストップさせるためにさらに大きくしましょう。
十一月二七日には、創立記念式典が東京でおこなわれ、富塚会長、岸常任理事(全商連理事)、本間常任理事(全婦協幹事)が参加しました。国分全商連会長が三十万読者を達成したことを報告すると、大きな歓声が。
全商連は、戦後強権的な徴税や重税に反対してたたかい、その中で会員や読者を増やしてきた歴史があります。国税通則法改悪や消費税の増税阻止のたたかいをさらに強めて大きな民商づくりをぜひ進めていきましょう。